弁護士や社会保険労務士など、司法書士などどネットワークを組んでいる場合が多く、幅広い相談にも応じられます。ただ、税理士と一言で言っても得意な業務や分野は様々です。ここでは、ご自身のニーズに合った税理士選びのポイントをご紹介します。

1. 求めるサービスと提供されるサービスのフィット

一般的に会計事務所が行うサービスは、記帳代行、申告書作成、監査、経営コンサルティングなどですが、会計事務所によっては得意とする業種や分野を持っている場合があります。会社の事業分野や希望するサービスについて知識と経験のある会計事務所を選ぶのがよいでしょう。

2.適正な顧問料

安い顧問料をウリにするところもありますが、安くするためにはどこかを省力化しているなどの理由があるはず。依頼するサービス内容に対して、顧問料が適性かどうかで判断すべきでしょう。

3.税理士との相性

会計事務所とは、長いお付き合いになりますし、さまざまな相談をしていくことになります。そのためには、税理士と気が合うかどうかは大事なこと。約束をきちんと守るか、説明がわかりやすいか、専門家と知識と良識をもって適正なアドバイスをしてくれるかも肝心です。

4.会計事務所の雰囲気

会計事務所の職場の雰囲気が悪ければ、たとえ今は問題なくとも、いずれ仕事の品質にかかわってきます。基本的なことですが、電話応対の良し悪しなども。

5.情報提供力

オンタイムで税制改正などの必要な情報を入手し、また必要なことは顧問先に伝えているか。これは、事務所のIT力とも関係があります。先進的な事務所ほど、情報の取得、作業の合理化に熱心なはずです。こうした事務所ほど仕事が速い、とも言えます。