気をつけなくてならないポイント

1.保険治療を行っている場合、社会保険収入についての入金期間が長い場合があり、売掛金計上時期に注意が必要です。また、交通事故など自賠責保険関係の治療費にも要注意です。ある程度まとまってから請求するケースが多く、計上漏れが発生しやすくなっているからです。

2.個人請求におかる入金を確認する、いわゆる「消し込み」処理は煩雑になりがちです。施術情報との突き合わせ作業は、忙しさに追われているとミスにもつながります。資金繰りの面からいっても、、やはり「個人請求」より団体請求」の方が有利に思える事もあるので、要検討項目です。

3.往診用の車両の購入や求人用の広告などに関する減価償却費関連の処理も早めの対応が必要です。また、専従者、小規模企業共済、療養費の請求事務にかかわるレセコンのリース料なども、重要なチェックポイントです。

4.そのほか、「経費総額が年によって大きく変動している」「自由診療収入をきちんと計上できているか」「最近、かなり売上げが上がった」「かなり以前に税務調査を受けたことがある」などの不安をお持ちの院長先生も、税金の専門家である税理士のアドバイスや相談を受けた方が良いケースはあります。